サイハイラン
サイハイラン
昔武将が戦陣で使ったという采配によく似た形をしているので「サイハイラン」というそうです。見るとやはり采配に見えますね。寄生植物です。
ラン科サイハイラン属
飯山市戸狩(北条地区)の観音堂裏手にありました。サイハイランは丘陵から山地のやや薄暗い湿潤な林などに生えるそうです。草丈30ぐらいでしょうか。葉は長楕円形で長さ15~35cm、幅3~5cmです。葉先はとがっています。 冬でも常緑だそうですが、雪に埋もれて見えないようです。根元から花茎を出し、花が10~20個ぐらいつきます。花は細長く、淡紅褐色で唇弁は紅紫色です。
分布
日本では南千島、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林床に自生する。アジアでは樺太南部、朝鮮南部、中国(本土および台湾)、ヒマラヤに分布します。