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霜柱の花と出会った花々

霜柱の花

私のホームページへようこそ

 私は、カメラ好きで、小学校の頃は、日光写真に興味があって撮影していました。高一の時にハーフサイズで撮影できるカメラを買ってもらってからは、いつも持ち歩いていました。高校時代の楽しい思い出をたくさん撮りました。
 このホームページは、私が撮影した花の写真を中心に掲載しています。「霜柱の花と出会った花々」トップページにありますOLD-LuckyHpを公開して、10年目になろうとしています。多くの励ましの言葉やご意見をいただきました。ありがとうございます。OLD-LuckyHpプロバイダの都合で、更新できなくなり、訂正ができないために、新しくHPを立ち上げることにしました。

むらさき草画像の説明
''''むらさき草

ムラサキ草の情報にご意見をいただきました。

OLD-LuckyHpで紹介している上の写真のむらさき草は、西洋むらさき草ではないかというご意見です。植えたのは、在来種です。ところが次の年には、写真にあるたくましいむらさき草が芽を出しました。植えたところには、2種類のむらさき草がありました。一つは上の写真のむらさき草、もう一つは、下の少し弱々しい感じのするむらさき草です。もしかすると、上の紫草は、交配して雑種のムラサキになったのでしょうか。よくわかりませんので、今後ご意見をいただきながら調べて参ります。

 平成17年は、布を染めるためにたくさん根を掘ったので、今年は芽が出るかどうか心配しました。翌年は、こぼれた種から芽が出て、どんどん成長してきましたので、ほっといたしました。やがて白い小さな花をつけました。小さくて可憐な花です。絶滅危惧種なので、みんなで守っていきたいものです。

*''''紫草について、調べてみました。

 ムラサキ草は昔は東京都武蔵野市付近に自然にたくさん咲いていたと言われています。ですから武蔵野市の市花になっていますし、市立小学校のうち2校が校章にとりいれています。市立中学校の中にも校章にとりいれているところも何校かあります。また、むさしの市民の歌の中でも歌われています。

「むさしの市民の歌」(昭和37年制定)

一 はるか山脈 仰ぎつつ
   すすき尾花の 咲くところ
  ゆかしく香る 紫草に
   古き名所の 夢とどむ
  ゆかりも深き わがむさしの

 ムラサキ草は、その根(紫根)に特殊な紫色を含むことから、古代より染料や薬用として大切にされてきました。

そのことは、例えば文学において、古代の万葉集、源氏物語から近代の宮沢賢治の作品に至るまで、『日本の伝統文化を象徴する植物』として特別に扱われてきたことからもわかります。

 万葉集では、紫草のにほへる妹を憎くあらば・・・ (大海人皇子 巻1-21)という恋の歌になっています。
 
しかし、もともと自生地が限られてきた上に、近年の環境破壊や帰化植物の威勢に押され、ついには絶滅危惧種に指定されるに至ってしまいました。
 
ムラサキ草による紫染で得られる「紫色」は、その希少性ゆえに、古代から洋の東西を問わず高貴な色として大切にされてきました。

 染料や薬用としてのムラサキは、『風土記』等の資料に記され、各地遺跡でも繊維染色の痕跡が出土していることから相当な歴史があることがわかります。

特に、聖徳太子の制定した冠位十二階の最上位は紫(深紫)であり、その後の平安藤原氏の色でもありました。

 戦国武将の豊臣秀吉等もこの色の服に大きなな関心を寄せ、その傾向は徳川将軍にも引き継がれ、「江戸紫」として一大文化を形成するに至ります。
 現在東京都は都の色として江戸紫を指定しています。区内では、江戸紫を塗って走っている清掃車を見かけます。

諸外国(古代エジプトや中国、ローマ時代)においても、紫色そのものが皇帝以外の者が身につけてはならない禁色とされており、政治権力や文化を象徴する色として、色の王道を歩んできたのです。
 
 平安初期の『延喜式』には、武蔵国からも紫根(ムラサキの根)を朝廷に運ばせたとあり、江戸末期まで関東各地でも栽培が継承されてきたようです。
  
 今から300年ほど前、武蔵野市のむらさき橋周辺はムラサキ草の名産地になり、この地の紫根で染めた「江戸紫」の色は大流行しました。江戸っ子の心を捉えたのです。
 
 しかし、化学染料の登場により栽培されなくなり、近年の環境の変化からか野生種も激減、悠久かつ華麗なる歴史を有するムラサキ草の絶滅が危惧される状況になっています。

 昭和天皇は、ことのほかこの花を愛され、井の頭公園の弁天池にかろうじて残っていたムラサキ草を皇居にお持ち帰りになられたそうです。

 ムラサキの根は特別な薬効成分を含んでいます。ムラサキ草の色素には、漢方薬として、外傷、腫瘍、火傷、湿疹等にも処方されてきたのです。

 薬効については、染色ほどには関心が注がれてこなかったものの、古来より紫で染色された布は肺病を遠ざけると信じられ、皇室では今でも体調を崩されると紫染めの物を身につける習慣があるそうです。

 実は、最近になって何と色素のシコニンに本当に細菌感染を抑制する作用があることが確認され、免疫を高める効果(抗HIV活性など)についての研究も注目されるようになっています。

 ムラサキ草の別名は、ボラギノールといいますので、テレビでよくやっている薬の名前とおなじです。

 ムラサキの種が収穫できました。子どもたちがたくさん拾い集めてくれました。色は「純白」です。

 春になったのでさっそくムラサキを蒔こうと思いましたら、去年の根が残っていて、何と平成17年は4月21日に開花しました。
 周りにはこぼれた種が芽をふいて、たくさんのムラサキ草が育っていました。嬉しいですね。
 
 平成17年度はムラサキがたくさん育ったこともあり、布をそめました。この布は、小学校の校旗になりました。素晴らしい出来映えで皆さんから絶賛されました。

 平成18年度は、昨年度たくさん収穫したのでとても心配でしたが、こぼれた種が芽を吹いてたくさん育ちました。

**紫根染の仕方について

《用意するもの》

紫根・・・750g
エタノール・・・3.75L
椿の灰・・・300g
絹羽二重(タベストリー布〉

《工程》

①湯通し・・・70度の湯に15~20分浸し、ぬるま湯でゆすぐ。

②先媒染・・・椿の木と葉を燃やして、その灰を発色剤として使う。染める一週間前に灰汁に20~30分つける。

③紫根の抽出・・・紫根250gを1.25Lのエタノールにつけて3日間置く。(これを3瓶用意する。)

④染色・・・6Lのぬるま湯にエタノールで抽出した紫根液を入れ、媒染した布を広げて入れ、むらにならないように50度に熱し、30分~60分煮染めする。60度以上に温度を上げないようにする。これを二度繰り返して染め上げる。
   ↓
 出来上がり

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